関節リウマチに効果のあるサプリメント
関節リウマチの治療においては、薬物療法が中心ですが、薬物療法には利点がある一方で欠点もあります。副作用については言わずもがなですが、それまで安定していた薬があるときから効かなくなったり、費用が高かったりなどです。関節リウマチの治療ではなるべく強い薬を使わないで済むように、補助的な方法を取り入れることも選択肢のひとつです。補助的な方法はさまざまにありますが、その代表格がサプリメントです。関節リウマチに効果があるとされているサプリメントは、骨や軟骨の成分を補うもので、たとえばグルコサミン、コンドロイチン、コラーゲンなどです。もともと骨や軟骨に含まれている成分なので、病状に進行によって破壊される患部の成分を補給し、サプリメントが再生を助けてくれると考えられているのです。
関節リウマチとコラーゲン
関節リウマチは自己免疫疾患の一種です。通常であれば、免疫は身体の外から侵入してくるウイルスなどの外敵を攻撃して身体を守る役割を担いますが、自己免疫疾患では、自分の組織を外敵とみなして攻撃するために炎症が起こります。そのため、関節リウマチには、免疫細胞の誤作動を止める働きのある生きた状態のU型コラーゲンを使用したサプリメントが効果的です。U型コラーゲンは関節の主成分ですから外敵でも異物でもありません。通常のコラーゲンは熱処理などをされているため、美容効果は見込めますが、関節リウマチには効きません。熱処理などをしていないナマのU型コラーゲンなら口から入って小腸で吸収され、このときに免疫寛容という反応が起きます。そのため、痛みを解消することができるのです。
関節リウマチのサプリメントとしては、U型コラーゲンのほかに、グルコサミン、MSM、コンドロイチン、キャッツクローという4つのサプリメントも効果があります。グルコサミン、MSM、コンドロイチン、キャッツクローは、それぞれを別々に摂取するより、グルコサミン、MSM、コンドロイチン、キャッツクローを同時に摂取するほうが相乗効果を見込めるので、いくつかが一緒になったサプリメントを選びましょう。熱処理をしない生のU型コラーゲンが関節リウマチの原因である自己免疫疾患を根本から治す力を持っているのに対し、グルコサミン、MSM、コンドロイチン、キャッツクローのサプリメントは関節リウマチの痛みをやわらげる働きがあります。