コンドロイチン

コンドロイチンが不足すると、膝や腰に痛みが生じる

コンドロイチンは、グルコサミンと同じように、軟骨にとって欠くことのできない重要な成分のひとつです。コンドロイチンはムコ多糖類の一種であり、ムコ多糖類は濃いゼラチン性の物質で、関節や眼球、靭帯、血管壁、動脈、皮膚など、あらゆるところに存在して細胞と細胞をつないでいます。

 

コンドロイチンが不足すると、膝や腰に痛みが生じたり、関節がこわばったりと、身体にさまざまな症状があらわれます。30代を過ぎたあたりから身体の衰えを感じ始めたり、成人病の確率があがったりするのは、コンドロイチンの減少と深く関係するのではないかという意見もあるほどです。

 

 

 

コンドロイチンは体内でもつくられますが、年齢とともに不足していきます。体内のコンドロイチンの量は20歳を境に減り始め、60歳になると20歳のときの4分の1の量にまで減ってしまうと言われています。「老化とは乾燥への推移である」とは、古代ギリシャの哲学者・アリストテレスの言葉ですが、加齢によるコンドロイチンの減少は、皮膚でも起こるため、以前は肌の若さを保つ栄養成分として人気がありました。

 

関節にとってのコンドロイチンの効果は、「関節症などの腫瘍状組織がつくり出す血管新生を防ぐ」「細菌感染などで起きる炎症を、感染部分を取り囲む形で抑える」「カルシウムの代謝に関与し、骨の成長・形成を助けて骨粗しょう症を防ぐ」などがあげられます。

 

 

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